| ■あ行 |
| 名前 | 国 | 号・官位・職業 | 姓名・氏・別字等 | 境遇・身体的特徴 | 出典 |
| 阿選 あせん (字) |
戴 | 禁軍右軍将軍 | 姓名:朴高ぼく こう 氏:丈じょう |
驕王の時代より禁軍右軍将軍をつとめる。驍宗と並び双璧とうたわれ、用兵や風貌も驍宗と似ている。 | 黄昏118・183・469 冬栄31 |
| 斡由 あつゆ(字) |
雁 | 元州令尹 | 姓名:接祐せつ ゆう 氏:元 |
元州侯元魁の息子。父を幽閉し元州の実権を握り、上帝位を望み、元州の乱を起こす。赤い髪、右のこめかみのひと房だけが白い。 | 東西99・107・163 |
| 帷湍 いたん(字) |
雁 | 田猟→遂人→大司徒→太宰 | 別字:猪突ちょとつ | 猪突の字は登極早々の尚隆に諫言したことにより下賜される。短気で堅苦しい。 | 東西33・38・40・336 漂舶147 |
| 院 白沢 いん はくたく |
雁 | 元州州宰→冢宰 | 五十前後。もとは斡由に仕えていた。 | 東西162 万里下37 |
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| 瑛庚 えいこう |
柳 | 司刑 | 五十を過ぎて、地方官から州官へ抜擢されて昇仙する。恵施との間に二男一女、清花との間に李理をもうける。 | 落照81 | |
| 栄祝 えいしゅく |
才 | 冢宰 | 砥尚の従兄で、登極以前からの仲間。朱夏の夫。二十九で昇仙。黄姑の息子。 | 華胥192〜 | |
| 英章 えいしょう |
戴 | 禁軍左軍師帥→禁軍中軍将軍 | 驍宗麾下。驍宗軍の麾下の中では最も若い。奇計の将。正頼と馬が合う。文州で行方不明になる。 | 黄昏88・182・215 | |
| 詠仲 えいちゅう |
戴 | 垂州侯→冢宰 | 鳴蝕がもとで負傷、それにより死亡。 | 黄昏177・196・414 | |
| 亦信 えきしん |
雁 | 小臣 | 成笙の麾兵。よく武芸を修め、隙がない。 | 東西78・85 | |
| 淵雅 えんが |
柳 | 太子 大司寇 |
一度言いだすと頑なで、父に対する対抗心が強い。密かに「劉王以上の劉王」と綽名される。 | 落照119・120 | |
| 遠甫 えんほ(字) |
慶 | 固継閭胥→太師 松伯(仙伯) |
氏名:乙悦おつ えつ | 麦州で松塾という義塾をひらいていたが、達王に見出されて朝廷に仕える。 | 万里上194・222・下113・376 黄昏159 |
| 鴨 世卓 おう せいたく |
漣 | 廉王 | 農夫の青年。始終にこにこと笑っている。「万民は健康に暮らすこと」という初勅を出した。 | 万里上61・冬栄45・46 | |
| 温恵 おんけい |
雁 | 司右の下官 | 元州の乱の際、国府に殺到した民の対応をする。 | 東西193 |
| ■か行 |
| 凱之 がいし |
慶 | 伍長 | 禁軍左軍所属。麦州出身、もと麦州師士。禁門門番。 | 黄昏22・23 | |
| 皆白 かいはく |
戴 | 太宰 | 驍宗の麾下。王宮での鳴蝕によって行方不明となる。 | 黄昏177・196・414 | |
| 花影 かえい |
戴 | 藍州州宰→大司寇 | 明晰で慎重、穏やかな面差しをし、外見は四十半ば、李斎よりも十ほど年長。行方不明。 | 黄昏64・69・123・125 | |
| 佳花 かか |
芳 | 王后 | 仲韃の妻。贅沢、讒言の限りを尽くし、仲韃登遐の際に斬首される。 | 万里21・乗月102 | |
| 革午 かくご |
慶 | 和州拓峰に住む民。 | 万里下348 | ||
| 嘉慶 かけい |
慶 | 郡保章氏 | 外見は五十代半ば。槐園に住み、日々暦を作る。 | 風信296 | |
| 臥信 がしん |
戴 | 禁軍左軍師帥→ 瑞州師右軍将軍 |
驍宗の麾下。奇策奇計の将だが、明朗な詐術を繰る。文州で行方不明になる。 | 黄昏176・182・215 冬栄70 |
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| 呀峰 がほう |
慶 | 大司馬→和州侯 | 麦州出身。予王に村を献上し、和州侯に任ぜられる。靖共と癒着し、悪名高い州侯として暴利を貪り、尾のない豺虎けだものと言われる。 | 万里上266 下104・231 |
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| 頑丘 がんきゅう |
柳→浮民 | 黄朱 | 朱氏。珠晶が昇山の際に剛氏として雇われる。 | 図南12・394 | |
| 桓魋 かんたい(字) |
慶 | 麦州師将軍→禁軍左軍将軍 | 青辛せい しん | 年の頃二十五、六。がっしりしているものの特に大きくも見えない。熊の半獣。 | 万里下132・143・334・366 黄昏105 乗月79 |
| 巌趙 がんちょう |
戴 | 禁軍左軍将軍 | 巌のような巨躯。もと驍宗軍の師帥。堅実でまっとうな戦をする。 | 黄昏87・182・冬栄14 | |
| 梟王 きょうおう(謚号) |
雁 | 延王 | 前王。即位して長く善政を布いたが、次第に殺戮に興じるようになり、麒麟の失道により斃れる。 | 東西24 | |
| 驕王 きょうおう(謚号) |
戴 | 泰王 | 前王。穏やかで堅実な、百二十四年の治世を布くが、華美を好み、奢侈の果てに道を失う。 | 風海378 黄昏83 |
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| 興慶 きょうけい |
芳→浮民 | 黄朱 | 猟木師。四十代半ばほどの顔色の悪い痩せた男。暗く刺々しい雰囲気。 | 青条216・239 | |
| 驍宗 ぎょうそう(字) |
戴 | 禁軍左軍将軍→ 泰王 |
姓名:朴 綜ぼく そう 氏:乍さく |
よく陽に灼けた褐色の肌、青みを帯びた白銀の髪に真紅の瞳。上背が高く、体格も動作もしなやかで獰猛な獣のよう。驕王の時代より次王朝の備えをし、驕王の治世、三年ほど仙籍を返上し、黄海に入り黄朱の徒弟となる。武勇と知略は他国にも名高い。謀反により行方不明となる。 | 風海213・214・216・378 黄昏49・131 冬栄13 |
| 玉葉 ぎょくよう(字) |
巧 | 母親とともに水飴を行商している少女。 | 月影上262・下92 | ||
| 玉葉 ぎょくよう |
天 | 碧霞玄君(天仙) | 蓬山の女仙の長。外見は、若いようでも中年のようでもある。玲瓏とした美貌。 | 風海31 黄昏279 |
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| 玉葉 ぎょくよう(字) |
慶 | 春官→天官 | 陽子の身の回りの世話をする女官。もとは学校を整備する春官の下官。学制に詳しく、前向きな性格。 | 書簡142 | |
| 玉葉 ぎょくよう(字) |
巧 | 楽俊の母親の妹。楽俊の母親と父親が出会う前に亡くなる。 | 書簡169 | ||
| 近迫 きんはく |
浮民 | 黄朱 | 剛氏。経験が長く、侠気がある巌のような男。騎獣に鹿蜀をつれている。 | 図南140・145・159 | |
| 恵花 けいか |
恭(浮民) | 万賈相家の家生。珠晶より一つ年上。 | 図南35 | ||
| 桂桂 けいけい(小字) |
慶 | 姓名:蘇 蘭桂そ らんけい | 固継の里家の子。蘭玉の弟。襲撃により負傷。以後は金波宮で働く。聡明で働き者。十一歳。 | 万里上27・228 黄昏167 |
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| 恵施 けいし |
柳 | 瑛庚の最初の妻。瑛庚を恨み、罪を重ねる。 | 落照88・90 | ||
| 月渓 げっけい |
芳 | 恵州侯 | 若い男。過酷な法をもって虐げられる民と国を憂い、八州師を率いて仲韃を討つ。祥瓊を仙籍から削除、恭に送る。王のいない月陰の朝を支える。 | 万里上22 乗月74 |
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| 元魁 げんかい |
雁 | 元州侯 | 斡由の父。梟王により元州侯となるが、斡由に権を奪われ州城の地下に幽閉される。 | 東西265 | |
| 浩瀚 こうかん |
慶 | 冢宰 | 松塾で学び、麦州侯のち冢宰。いかにも怜悧な三十前後の男。 | 万里上70・下386 黄昏50 |
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| 黄姑 こうこ(別字) |
才 | 太傅→采王 | 姓名:中瑾ちゅう きん 字:慎思しんし |
砥尚の叔母、栄祝の母。柔和な人格者で、砥尚の親代わりもつとめる。砥尚の禅譲後、登極。黄姑の字は、砥尚を薫陶し影響を与えたことから、麒麟の色になぞらえて言う。 | 万里上121・123 華胥207・298 |
| 更夜 こうや(名) |
雁→天 | 犬狼真君(天仙) | 姓:駁ばく | 荒廃の中で捨てられた子供。妖魔天犬に育てられる。斡由に拾われ、元州射士となる。元州の乱後、妖魔とともに黄海へ。およそ百年の後に昇仙、黄朱の民に里木を与え、黄海の守護者となる。青みを帯びた黒い髪で、十五、六の少年。 | 東西71・79・121・155 図南364・386 |
| 蒿里 こうり(字) |
戴 | 泰麒 | 姓名:高里 要たかさと かなめ | 黒麒。胎果として蓬莱に生まれ、十歳の時に蓬山に帰る。驍宗を王に選ぶが、謀反によって角を失い、記憶を失って蓬莱に行方不明になる。 | 月影下220 風海321・322 黄昏10 冬栄10 |
| 虎嘯 こしょう |
慶 | 大僕 | 巌のような体格に、黒い髪の大男。拓峰で生まれ、親を失い里家で育つ。二十歳で独立し、拓峰で宿屋を営む。 | 万里上326・下155 黄昏31 |
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| 醐孫 ごそん |
戴 | 馬州司寇大夫 | 単身、蓬山に乗り込んで泰麒蒿里を捕らえようとするが、女仙に叩き出される。 | 風海109 | |
| 沍姆 ごぼ |
芳 | 新道閭胥 | 老婆。祥瓊の正体に気づき虐げる。 | 万里上36 | |
| 呉 藍滌 ご らんじょう |
範 | 氾王 | すらりとした長身、二十代終わりの貴婦人の格好だが男。なんの産業もなかった範国を工匠の国として立てなおし、三百年の王朝を築く。 | 黄昏310・311・315・339 |
| ■さ行 |
| 柴望 さいぼう |
慶 | 麦州州宰→和州侯 | 四十前後、威厳の漂う、深みのある声。 | 万里下194・195・375・387 | |
| 支僑 しきょう |
慶 | 候風 | 痩せた背の高い四十代半ばほどの男。蝉の抜け殻を探すことに凝っている。 | 風信301 | |
| 砥尚 ししょう |
才 | 采王 | 前王。しっかりとした体躯、英知を窺わせる顔。大学を二年で修了後下野し、高斗という扶王糾弾の党を作る。扶王登遐後に二十八で登極。飄風の王。二十余年で采麟失道、禅譲。 | 華胥191〜 | |
| 室 季和 しつ きわ |
恭 | でっぷりと丸い顔の初老の男。珠晶とともに、多くの随従と荷を持って昇山する。 | 図南130・185 | ||
| 朱夏 しゅか |
才 | 大司徒 | 栄祝の妻。砥尚のもとで大司徒を務める。二十五で昇仙。 | 華胥191〜 | |
| 朱衡 しゅこう(字) |
雁 | 内史の下官→御史→朝士→大司寇→大宗伯 | 氏:楊よう 別字:無謀むぼう |
色白で痩身の優男。わりと短気。無謀の字は、登極間もない尚隆に諫言したところ、下賜される。 | 東西30・41〜43・336 漂舶148 |
| 珠晶 しゅしょう(字) |
恭 | 供王 | 姓名:蔡晶さい しょう | 万賈相家の末娘。十二歳で昇山する。在位は九十年に及ぶ。 | 万里上77・185・188 図南29・413 乗月132 |
| 狩獺 しゅだつ |
柳 | 姓名:何趣か しゅ | 三十前後、痩せぎすで中背、黒髪に黒眼。道州の生まれ。十六件、二十三人もの殺戮事件によって殺刑となる。 | 落照76・80 | |
| 馴行 じゅんこう |
才 | 太保 | 砥尚の弟。朴訥として慎ましい、貧相に痩せた小男。 | 華胥207・219 | |
| 遵帝 じゅんてい(謚号) |
才 | 斎王 | 「遵帝の故事」として知られる斎王。過去、才に三百年の王朝を築くが、荒れた範国に王師を派遣して、覿面の罪にあたり即死。それ以来、才の国氏が斎から采にかわる。 | 黄昏285〜287 | |
| 駿良 しゅんりょう |
柳 | 芝草の小店の子、八歳。狩獺に扼殺される。 | 落照76 | ||
| 湘玉 しょうぎょく |
雁 | 元州碧霄の里人。賭事に大負けした尚隆を助ける。 | 漂舶161 | ||
| 祥瓊 しょうけい(字) |
芳→恭→慶 | 公主→奚→女史 | 姓名:孫昭そん しょう 別字:玉葉ぎょくよう |
仲韃の娘。十三歳で父が登極、謀反による登遐の際に仙籍削除、三年間を里家で過ごす。公主の身分が露見して恭国に送られるが脱走ののち、慶国和州の乱に参加。紺青の髪、紫紺の瞳の美少女。 | 万里上21・34・187 黄昏114・乗月94 |
| 昇紘 しょうこう (字) |
慶 | 止水郷長 | 氏名:籍恩せき おん | 呀峰と癒着して利益を貪る。恐ろしく太った男。 | 万里上364 下254・271 |
| 少春 しょうしゅん |
雁→蓬山 | 女仙(仙伯) | 梟王に里を滅ぼされ昇仙。外見は十二歳ほど。 | 東西147 | |
| 昭彰 しょうしょう(字) |
奏 | 宗麟 | 銀を帯びた金の髪。玲瓏とした声の美女。櫨先新を王に選ぶ。 | 図南401 帰山326 |
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| 鉦担 しょうたん |
恭(浮民) | 室季和の家生。珠晶昇山の際に、主人の供として昇山する。四十すぎ。 | 図南258・261 | ||
| 小明 しょうめい |
恭 | 乾県にある舎館の門番。十二歳。 | 図南12・13 | ||
| 小庸 しょうよう |
芳 | 冢宰 | 老齢の男。仲韃に天官長に任じられる。大逆後、月渓から冢宰に指名される。 | 乗月75・87・118 | |
| 蕭蘭 しょうらん |
慶 | 羅人 | 丕緒とともに陶鵲作りに打ち込むも、予王の女狩りのため失踪。 | 丕緒25 | |
| 尚隆 しょうりゅう |
雁 | 延王 | 姓名:小松 尚隆こまつ なおたか 別字:風漢ふうかん |
もとは蓬莱国、瀬戸内の国人小松氏の後継ぎ。延麒六太の選定を受け、一度滅びたと言われる雁国を立てなおし、五百年の大王朝を築き上げる。体躯は大きく堂々たる偉丈夫、剣客として著名。 | 月影下165・173 風海356 東西150・282 万里上54 漂舶146・黄昏158 帰山302 |
| 舒栄 じょえい(姓名) |
慶 | 舒覚の妹。舒覚崩御の後、塙王の援助を得て偽王として立つ。 | 月影下174 | ||
| 舒覚 じょかく(姓名) |
慶 | 景王 | 謚号:予王よおう | 景麒の選定を受けるが、政に興味を抱けずわずか六年で朝を終える。景麒に恋着し女を国から追い出す。 | 月影下174・204 風海332 万里上180・丕緒26 |
| 如翕 じょきゅう |
柳 | 典刑 | 容貌は三十半ば。 | 落照102 | |
| 助 露峰 じょ ろほう(氏字) |
柳 | 劉王 | 地方官吏出身。法治国家で名高い王朝をつくるが、百二十年を過ぎて傾く。 | 帰山306・307 落照119 |
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| 迅雷 じんらい |
慶 | 禁軍左軍将軍→瑛州師将軍 | 和州の乱の際、王の許しなく出陣し、降格。 | 万里下359 | |
| 酔臥 すいが |
慶 | 掌暦 | 髪に白いものが目立つ小さな老人。始終落ち着きなくせかせかとしている。 | 風信305 | |
| 遂良 すいりょう |
慶 | 射鳥氏 | 五十過ぎ、青黒く瘠せた顔。貧相な男。仙籍に入って日が浅い。 | 丕緒12・13 | |
| 鈴 すず (名) |
倭→才→慶 | 下仙→女御 | 姓:大木おおき 字:木鈴もくりん/笨媽ほんま |
海客。十二歳で慶国に流れ着き、三年と少し朱旌とともに諸国を放浪、才国で梨耀に会い僕として昇仙する。その後百年ほど梨耀に仕えるが洞府を脱走、黄姑に助けられる。その後慶国へ、和州の乱に参加。 | 万里上13・44・48 黄昏80 |
| 清花 せいか |
柳 | 胥 | 瑛庚の二番目の妻。李理の母。瑛庚の胥として昇仙して十二年。 | 落照83・84 | |
| 青喜 せいき |
才 | 胥 | 孤児だったが、黄姑に引き取られ薫陶を受けて育てられる。十九で栄祝の下官となり昇仙する。 | 華胥201 | |
| 靖共 せいきょう |
慶 | 大司寇・大司徒→冢宰→太宰 | 予王のもとで冢宰に任じられる。威厳ある外見。呀峰と密かに癒着し、権を徒にするも和州の乱で露見し、罷免。 | 万里上95・168 | |
| 青江 せいこう |
慶 | 工手→羅人 | 柔な物腰の若者。もと、蕭蘭の徒弟。手先が器用で、頭が良い。 | 丕緒24・27 | |
| 清秀 せいしゅう |
慶 | 鈴が慶に向かう際、船中で会った子供。十二歳くらい、蜜柑色の髪に雀斑。予王の女狩りのため、母親とともに巧へ、さらに塙王の崩御に伴い奏へ逃げる。 | 万里上212・215・245 | ||
| 成笙 せいしょう |
雁 | 禁軍将軍→大僕→禁軍左軍将軍→大司馬 | 別字:酔狂すいきょう | 褐色の肌を持ち痩身で小柄の若い男。梟王に諫言して投獄されるが、梟王死後も新王登極まで五十年近く、鍵のかかっていない牢に居座り続けた剛の者。知略に優れ武勇に秀でること比類なしとうたわれる。 | 東西50・171 漂舶148 |
| 清白 せいはく |
慶 | 候気 | 背の低い太り肉の若い男。外見は三十前後。日がな、高楼で空気の澄み具合を見ている。 | 風信299 | |
| 正頼 せいらい |
戴 | 軍吏→瑞州令尹/傅相 | 驍宗麾下。軍にその人ありとうたわれた優秀な文官。人当たりの良い好人物。英章と仲が良い。 | 黄昏45・182 冬栄11 |
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| 夕暉 せっき |
慶 | 年の頃十四(※「万里」時点)。虎嘯の弟。漆黒の髪。瑛州の少学生(※「黄昏」時点)。 | 万里上356・下24 黄昏329 |
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| 宣角 せんかく |
戴 | 大司徒 | 温厚で誠実な若い文官。もとは瑞州の官吏。阿選に処刑される? | 黄昏196・414 冬栄13 |
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| 霜元 そうげん |
戴 | 禁軍左軍師帥→瑞州師左軍将軍 | 驍宗麾下。上背のある偉丈夫、落ち着いて品格のある物腰。泰麒のイメージでは「騎士」。堅実で真っ当な戦をする。 | 黄昏90・182 冬栄29 |
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| 相 如昇 そう じょしょう(氏字) |
恭 | 珠晶の父。林業から身を起こした連檣の豪商。手を染めていない商いはない、という意で、万賈と呼ばれ、園林で有名な相園館と呼ばれる邸に住む。商才と人格に優れた三男三女と、末娘(珠晶)あり。 | 図南29・32 | ||
| 祖賢 そけん |
慶 | 射鳥氏 | 悧王時代の射鳥氏。射鳥氏として経験豊富で、温厚かつどこか無邪気な老爺。「射鳥氏の中の射鳥氏」と呼ばれた。 | 丕緒29・30 | |
| 率由 そつゆう |
柳 | 司刺 | 容貌は六十前後、物慣れた様子の老人。 | 落照107 |
| ■た行 |
| 大昌 だいしょう |
才 | 太師 太上 |
砥尚の父、黄姑の兄。人格者として名高い。痩せた老人。 | 華胥207・258 | |
| 達王 たつおう(謚号) |
慶 | 景王 | 何代か前の景王。かつて三百年の大王朝を築き、遠甫を登用する。水禺刀を作る。「懐達」の語源となった王。 | 万里上31・下186 | |
| 達姐 たっき |
巧 | 五曽に住む里人。中年に差し掛かった年頃で大柄、碧眼の女。 | 月影上146・150 | ||
| 潭翠 たんすい |
戴 | 大僕 | 泰麒付きの大僕。無口。 | 黄昏193 冬栄24・28 |
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| 知音 ちいん |
柳 | 司法 | 瑛庚の上司。 | 落照112 | |
| 仲韃 ちゅうたつ(字) |
芳 | 峯王 | 姓:孫そん 氏:健けん |
三十年あまりの治世を布くが、あまりに過酷な法のため峯麟失道。恵州侯月渓に討たれる。もとは夏官。 | 万里上20・下71 |
| 蛛枕 ちゅちん(別字) |
雁 | 字:進達しんたつ | 雁の大学を中退。歳は四十ほど。勉強に熱中して寝食を忘れ、枕に蜘蛛の巣が張っていたことから、大学の中で蛛枕の字がついた。 | 書簡149・150 | |
| 張運 ちょううん |
戴 | 大宗伯 | 驍宗麾下ではない。 | 黄昏177 | |
| 長向 ちょうこう |
慶 | 嘉慶のもと、槐園に住む下働きの老人。 | 風信297 | ||
| 禎衛 ていえい |
蓬山 | 女仙(仙伯) | 五十あまりいる女仙の中でも、蓬山住まいが一番長い。見た目は十八、九。自分でも年を覚えていないらしい。 | 風海25 | |
| 杜真 としん |
慶 | 兵卒 | 禁軍左軍所属。凱之の部下。禁門の門番。 | 黄昏22・23 |
| ■な行 |
| 中嶋 陽子 なかじま ようこ/ようし(姓名) |
慶 | 景王 | 字:赤子せきし 別名:中 陽子ちゅう ようし |
日本生まれ、平凡な私立の女子校に通う。景麒の選定を受けて月影を抜けて異国へたどり着く、巧国を放浪中、楽俊の手を借りて雁国に渡る。延王尚隆の助力を得て偽王舒栄を討ち、登極する。緋色の髪、日に焼けたような褐色の肌、深い翠の瞳。 | 月影上16・98 万里上51・206・下306 黄昏38・書簡139 丕緒69 |
| ■は行 |
| 搏 はく(氏) |
恭 | 学頭 | 連檣の庠学の老師。新王登極前の連檣で、妖魔に襲われる。 | 図南30 | |
| 薄王 はくおう(謚号) |
慶 | 景王 | 慶国三代前の王(女王)。権を顧みず、奢侈に溺れる。治世は十六年。 | 丕緒26・41 | |
| 馬子 ばし |
恭(浮民) | 相家の家生の老爺。主に厩舎の番をしている。 | 図南44・45 | ||
| 玻娘 はじょう |
恭 | 珠晶の母、相如昇の妻。賢夫人として名高い。 | 図南30 | ||
| 芭墨 はぼく |
戴 | 大司馬 | 驍宗の麾下。白が混じる鬚。阿選に処刑される。 | 黄昏86・414 | |
| 比王 ひおう(謚号) |
慶 | 景王 | 慶国の前々王(女王)。権にしか興味を持たず、百官人民を苦しめる。治世は二十三年。母親が、臥山の芥沾洞に住む。 | 万里上81・丕緒26・41 | |
| 丕緒 ひしょ |
慶 | 羅氏 | 悧王即位から十年ほど後に昇仙、以来百数十年間羅氏をつとめ、「羅氏中の羅氏」と呼ばれる。 | 丕緒14 | |
| 必王 ひつおう(諡号) |
芳 | 峯王 | 芳国十二か十三代目の王。この時代に山客が仏教を伝え、寺風様式を伝える。 | 万里上331 | |
| 標仲 ひょうちゅう |
雁 | 迹人 | 継州西隕から少学を経て三十半ばで国官となる。 | 青条177・180 | |
| 扶王 ふおう(諡号) |
才 | 采王 | 前々王。その末期は愚策、法の改悪が続き、官民の指弾を受けて政務を放擲した。愛妾梨耀を遠ざけて後、急速に玉座が傾く。 | 万里上155 華胥191 |
|
| 文姫 ぶんき |
奏 | 公主(文公主) 大翠 |
櫨先新の末娘。年は十八。 | 図南402・403・407 華胥244 帰山328 |
|
| 壁 落人 へき らくじん |
倭→慶→雁 | 海客。東大在籍中の昭和44年1月17日、二十二歳で慶国にたどり着く。6年前から雁国貞州芳陵で庠序の教師をしている。外見は三十から五十の間。 | 月影下125・128 | ||
| 豊 ほう(氏) |
雁 | 老師 | 大学の教師。 | 書簡159 | |
| 包荒 ほうこう |
雁 | 山師 | 継州西隕出身。標仲よりも一年早く少学を出て、節下郷の山師となる。幼いころより山野で遊び、地形や植物に精通する。 | 青条180・181 | |
| 蒲月 ほげつ |
柳 | 宮卿補 | 瑛庚の次男の子。朔州の少学から大学に進学、国官となる。父は茅州の州官。 | 落照89・90 |
| ■ま行 |
| 松山 誠三 まつやま・せいぞう |
倭→巧 | 海客。高知出身。広島の呉にいたが、昭和20年7月28日に海に落ち慶国に流れ着く。巧で宿の雑用をしていた。 | 月影上208・209・213 | ||
| 明嬉 めいき |
奏 | 王后(宗后妃そうこうひ) | 櫨先新の妻。 | 図南402・404 帰山324 |
|
| 鳴賢 めいけん(別字) |
雁 | 雁の大学生。十九の若さで入学したが、脱落しつつある。歳は二十六。 | 書簡149・151 | ||
| 明珠 めいしゅ |
慶 | 蓮花の幼なじみの隣人。女狩りに合い、街を追われる。 | 風信286 | ||
| 毛旋 もうせん |
雁 | 禁軍師帥→小臣→大司馬 | 成笙の麾下。 | 東西159・205 |
| ■や行 |
| 勇前 ゆうぜん |
雁 | 元州北囲の廬に住む農民。堤を切ろうとする元州師から、堤を守ろうと奮戦する。 | 東西299 | ||
| 蓉可 ようか |
蓬山 | 女仙(仙伯) | 十六で昇仙。農民の娘に生まれるが十三の年に昇仙の誓いを立て、三年後に満願成就。女仙として新参者。 | 風海25・26 | |
| 揺籃 ようらん(字) |
才 | 采麟 | 八歳のときに砥尚を王に選んだが、砥尚が二十年の天命尽きて禅譲した後、黄姑を王に据える。線の細い、繊細そうな顔立ち、もの静か。外見は十五、六歳。 | 万里上156・157 華胥186 |
| ■ら行 |
| 楽俊らくしゅん(字) | 巧 | 姓名:張清ちょう せい 別字:文張ぶんちょう |
巧国で母親と暮らしていた。陽子を拾ったのをきっかけに、雁の大学に入学。法令に詳しい。年は二十二(※「万里」時点)。鼠の半獣。灰茶の毛並み、毛に覆われた尾。子供の背丈ほどの大きさ。 | 月影下10・11・18・172 万里上52・301 書簡149 |
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| 蘭玉 らんぎょく(名) |
慶 | 姓:蘇そ | 固継の里家の子。桂桂の姉。父母を大寒波で亡くす。 | 万里上27・29・225・226 | |
| 悧王 りおう(謚号) |
慶 | 景王 | 慶国四代前の王。陽子より百数十年前に即位。在位六十八年。太子があったが、何者かに暗殺された。 | 丕緒14・30・37 | |
| 利広 りこう |
奏 | 太子(卓朗君たくろうくん) | 櫨先新の次男。外見は二十の初め。放浪癖あり。恭国で昇山する珠晶と出会い、登極を助ける。 | 図南61・405 帰山302 |
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| 李斎 りさい(字) |
戴 | 承州師将軍→ 瑞州師中軍将軍 |
姓名:劉紫りゅう し | 昇山し泰麒、驍宗と出会う。背が高く、赤茶色の髪で大柄の女。 | 風海208・211 黄昏26・冬栄13 |
| 梨雪 りせつ(字) |
範 | 氾麟 | 愛らしく、美しい容貌を持つ十五・六の少女。藍滌を王に据える。しかし、祥瓊いわく「中身は延麒」。 | 黄昏310・314・315・339 | |
| 利達 りたつ |
奏 | 太子(英清君えいせいくん) | 櫨先新の長男。 | 図南402・404 帰山325 |
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| 驪媚 りび |
雁 | 司刑→元州牧伯 | 夫と子供があったが、昇仙の際に離縁する。 | 東西111・214 | |
| 梨耀 りよう |
才 | 翠微君(飛仙) | 琶山翠微洞洞主。もとは扶王の愛妾。天命を失いかけた王に諫言し、奸臣を咎めてよく王朝を助けるが、王に疎んじられて飛仙となる。年は三百歳ほど。 | 万里上43・155 | |
| 李理 りり |
柳 | 瑛庚と清花の娘。八歳。 | 落照76 | ||
| 蓮花 れんか |
慶 | 征州に住む民。十五になったばかり。予王の女狩りにあい、家族を殺され、街を追われる。逃げる途中の建州で王が斃れ、そのまま建州の嘉慶のもとにとどまる。 | 風信286 | ||
| 聯 紵台 れん ちょだい |
恭 | 雁国で商売をしている痩せた男。珠晶とともに昇山する。 | 図南145・146 | ||
| 琅燦 ろうさん |
戴 | 大司空 | 驍宗の麾下。外見は十八、九の娘だが恐ろしく博識。 | 黄昏176・189 | |
| 労 蕃生 ろう はんせい(氏字) |
慶 | 五十ほどの茶斑の髪の小男。人相はよくないが、話すと闊達。和州で人や物資を仲介している。 | 万里上271・下207・208 | ||
| 櫨 先新> ろ せんしん |
奏 | 宗王 | 五十ほどの、恰幅のよい大きな男。奏国に六百年の大王朝を築き上げた要の人物。もとは交州港街の舎館の主。鷹揚で明晰、何事も家族に謀り、合議制で政を運営する。 | 図南401・402・404 帰山326 |
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| 六太 ろくた(名) |
雁 | 延麒 | 蓬莱で生まれた胎果。四歳の時、親に山へ捨てられたところに、蓬山から迎えが来る。尚隆を王に選ぶ。外見は年の頃十三。黄味が強くて明るい金の鬣。 | 月影下194 風海356 東西13・25・26・29 万里上54 漂舶145 黄昏159 |
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| 呂迫 ろはく |
戴 | 垂州司馬 | 泰麒の時に昇山する。泰麒の父親くらいの年齢で相撲取りのように太っていて大きい。赤ら顔が丸く南瓜に似ているので、女仙に南瓜大夫の名を献上される。馬州南擁郷の出身。 | 風海200・202・205 |
| ■号のみ(固有名無しまたは不明) |
| 恭 | 供麒 | 銅色の金髪、がっしりとした体格で、お人よしそうな顔。優美というよりは朴訥という印象が強い。珠晶を王に選ぶ。 | 万里上188・190・258 図南395・396 |
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| 慶 | 景麒 | 外見は二十代の後半、膝裏まで届くほどの冴え冴えとした薄い金の髪、能面のような顔。はじめ舒覚を、ついで陽子を選定。仏頂面で生真面目。 | 月影上28 風海129 万里上74 黄昏53 丕緒50・書簡141 |
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| 巧 | 塙王 | 姓:張 | 五十年の治世を布くが、景王陽子の登極を阻もうとして塙麟が失道、天命尽きる。もとは地方の衛士。身体が大きく、皺の深い老けた顔の男。公主と太子有り。 | 月影下208・237 万里上340・下71 |
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| 巧 | 塙麟 | 外見は二十の半ばほど。塙王が五十年で天命を失い、失道。 | 月影上252 | ||
| 芳 | 峯麒 | 仲韃崩御後に蓬山に実ったと思われる芳の麒麟の卵果。所在不明。 | 万里上193 | ||
| 芳 | 峯麟 | 先王の後に仲韃を王に選び、二王に仕えるが、二代に渡って暗君を選んだために月渓によって斬首される。 | 万里上21・24 | ||
| 漣 | 劉麒 | 先王から二十数年の後に露峰を王に選ぶ。 | 帰山307 | ||
| 漣 | 廉麟 | 十八ほどで、明朗な雰囲気を持つ。陽光のように明るい金の髪。世卓を王に選ぶ。 | 風海57 黄昏338 冬栄51 |