▼Diary ―無節操に自分の趣味嗜好を吐き出してます。
       ※現在コメント欄に「http」の文字が記入できません(スパム対策)。



 ■2005/09/21/(Wed)  旅行記の間
PaintBBS0921224307.png 300×300 9K奈良旅行記を書いている間、絵を描きたくなってきていたのですが、「終わんないとな〜〜」思ってたのです。ようやく旅行記終わったので描けました。
いえ、別にそんなたいした絵じゃないですけど……。
「やらなければならないことがあると他のことがやりたくなる症候群」ですね。
私はこれが持病となっております。


苦悩の延麒。
元州城のあたりで。

 ■2005/09/21/(Wed)  奈良旅行記10
東大寺周辺はとにかく鹿だらけ。
近寄っても「つーん」として逃げない。
もぐもぐもぐもぐ「反芻」してのんびり座ってます。
「おおお、バンビだバンビ、泰麒だ泰麒だ」とシャッターをぱちぱち。
小ぶりなのしか見ませんでしたが、これがもう少し大きくなっても乗ろうと気にはなれません……。だって足が細すぎ。絶対乗ったらどこか折れる。


というわけで、10回にもなってしまった奈良旅行記はこれで終了です。
割愛した部分がありますが、
まだまだまだまだ見てない部分があるので、ぜひまた行きたいです。
奈良はあんまり観光地観光地してなくて、落ち着いた雰囲気でいいところでした。
次は甘樫丘にのぼるのと、吉野方面にもチャレンジしたいです。


京都発夕方4時の新幹線で東京方面へ帰宅〜〜
が、京都、滅茶苦茶暑っっ!!
……さすが京都。
shika.jpg 300×348 30K

 ■2005/09/21/(Wed)  奈良旅行記9
2日目は薬師寺の後、唐招提寺も行きましたが、金堂は平成の大修理中ということでめぼしいものは何もありませんでした。鑑真和上像は一年のうちでわずかな期間しか開帳しておらず、ほとんど何もみられず残念。

さて、3日目、最終日。
2時には京都に向かって出発するため、最後は一番近場、東大寺へ。
東大寺は言うまでもなく聖武天皇が国家安寧のために築いた大仏が有名。
今は大仏殿は3分の2程度に縮小され、昔と比べて塔も焼失し規模は小さくなっていますが、……それでもやっぱりでっかい!!(と言うか私、これしか言ってない気が)
大仏殿内に焼失以前の復元模型がありましたが、今よりもかなり大きく、奈良時代を代表する大伽藍だったことがわかりました。聖武天皇の思いの強さがこの大きさにさせたのですね。
塔が伽藍の外に出ていることが面白いです。昔は塔は卒塔婆の役で、塔こそが伽藍の最重要建築物だったはずが、東大寺の最重要物はもちろん大仏殿ですから、もはや大きさ誇示のための飾り?となっていますね。
個人的には大仏殿の大仏様よりも、三月堂の不空羂索観音や四月堂の千手観音のほうが綺麗で好きでした。二月堂からの奈良市内一望は絶景でした。
todaiji.jpg 501×409 49K

 ■2005/09/18/(Sun)  奈良旅行記8
仕事がある日は中々日記が書けないので中々進みません。


さて、3時間くらいかかった法隆寺を跡にし、またバスに乗って今度は薬師寺へ。
薬師寺は天武天皇が持統天皇の病気平癒祈願の為に建てたそうで、ご本尊の薬師三尊も病気に効くそうです。
そしてなんといっても有名なのは、フェノロサが「凍れる音楽」と称した東塔。三重塔ですが屋根が二重になっているので六重塔に見えます。
そして薬師寺は、この東塔以外は、ほとんど全部、赤、緑、金色の極彩色の再建造物なのでした。まさに「青丹よし」。この色の大伽藍がそこかしこにあったとしたら、奈良の都は本当に華やかだったことでしょう。想像するだに綺麗。東塔もむかしはこの色だったんでしょうね。


この薬師寺の再建は昭和50年代から始まっていて、金堂、大講堂、中門などは再建されてますが、回廊は北半分がありません。
まだまだ再建途中で、薬師寺は寄付……というか、ご寄進集めに一生懸命な感じでした(笑)。
薬師寺は他の寺社と違って檀家や末寺がないらしく、そこからの収入がないんだそうです。それで、金堂や大講堂なども、全国から写経を集め、その写経供養料で建てられたそうです。
なので薬師寺は他のお寺とちがって、ボランティアガイドなどではなく、お坊様自らお寺や本尊の由来や謂れなどを説明してくれたり(最後に写経を進めるのも忘れずに)、色々頑張っていらっしゃいました。
私もちょこっと微力ながらそれに協力。
瓦の裏に般若心経のどれか一字を墨書するものなんですが、それが再建予定の回廊の屋根瓦に使われるのだそうです。そして千年残るのだそうです。うふふ、私のありんこ字が千年後に国宝になるかもしれませんよ!!!
ちょうど般若心経の中に私の名前の一字があったので、それを書いてきました。
「これ持って、写真どうぞどうぞ」
と、写真まで撮ってくれましたよ……(大講堂内で仏像があるところだったから、写真撮影駄目だと思ってたら、お寺の方自ら言ってきました)
これで2000円。


薬師寺はHPも頑張ってます。
http://www.nara-yakushiji.com/
grp0918222947.jpg 500×300 37K
  • える(2005/09/19 16:35)
    私の字も金堂に載っかっていますが、近頃は写真撮影や案内なんてサービスも始まったんですか……。世界遺産になると大変そうですよね……。そしてきっと、落成の暁には二千円以上の(金銭面+精神面)価値ある招待状が貰えます。
    ……いやらしい話になりました。薬師寺は今年のお正月のドラマ「大化改新」に使われていましたよ。をやさんは駅伝を御覧になっていたようですけど。

 ■2005/09/12/(Mon)  奈良旅行記7
chuguji-syuin.jpg 144×200 10Kもういい加減記憶も薄れてきた今日この頃。
これで半分くらいです。もちっとがんばろう。

法隆寺の東院伽藍(いわゆる夢殿)のそばにひっそりと中宮寺はあります。
ここのご本尊が、飛鳥時代の仏像の代表格、社会の資料集でお馴染みの、菩薩半跏像(伝・如意輪観音)。
二日目のお目当ては、法隆寺の建築物と実はこの菩薩に会うことでした。

普通、仏像は写真を撮ってはいけないので写真はないのですが(飛鳥大仏は特別なんでした)、この菩薩様です(クリック)
せめて御朱印だけでも。御朱印もカッコいいです。

アルカイック・スマイルの代表格、思索にふけるそのお姿は、ほっそりとして真っ黒で、なんとも言えず美しかったです。おもわずまじまじと見入ってしまいました。
伽藍もない、本堂のみの小さな尼寺でしたが、この菩薩を見るだけでも行く価値はありますよ〜〜。
  • 涼希(2005/09/15 22:16)
    初めまして。そして遅くなりましたがお帰りなさいませ。 奈良を楽しんで貰えると奈良市民としてはとても嬉しいです。飛鳥の方は小中高と遠足やハイキングで行っていますが、旅行記を読んでいてまた改めて行きたくなりました。あの当たりは田舎な奈良市内と比べても吃驚するほど自然豊かでとってもいいところだと思います。
    お寺などとは少し違いますが、奈良町の方もレトロな雰囲気でお勧めです。もし機会がありましたらまた行ってみて下さい。
  • をや(2005/09/17 00:26)
    奈良の方、いらっしゃるとは思いましたが、いらっしゃいましたね! 奈良は凄くいいところでした。ぜひまた行きたいです。奈良町もちょこっとですが歩きましたよ。時間が遅くてあまり店が開いてなかったんですが。とてもいい雰囲気でした。そして、道が狭いのに車がドンドン入ってくるのには驚きでした。

 ■2005/09/10/(Sat)  奈良旅行記6
さて、前回で1日目の飛鳥は終了です。
細かいところをちょこちょこと回った1日目と違い、2日目は世界遺産をどかんどかんと巡ります。

まずは斑鳩、日本初の世界遺産、法隆寺。
奈良市内からバスで1時間も揺られて法隆寺へ。遠いな〜〜。

まず、……滅茶苦茶広いっ!!
参道も、境内も、幅が違います。京都御所のような趣。

そしてお目当ての、国宝建築物の数々は、やっぱり悠久の年月が感じられてなんとも言えない趣がありました。
西暦600年代の後半に建ったと言われるこの法隆寺、柱、壁などにたくさんの補修の跡が見られます。過去、建ってから1300年以上の間に、何度も過去の職人の手によって補修をされているんだそうです。
この修理は平安時代のもの、これは江戸時代のもの、という感じで、特に回廊の梁なんかは、創建当初のものと職人さんの仕事っぷりが全然違うので、一目瞭然でした。

建物以外にも国宝・重要文化財の数々。社会の教科書や資料集に載っている仏像のオンパレードです。
金堂にある、鞍作鳥作と言われる釈迦三尊像、夢違観音、玉虫厨子、夢殿などなど。

だだっ広い境内をてくてく歩いていると、時折「ご〜〜ん」と鐘の音が聞こえます。「柿食えば鐘がなるなり法隆寺」の句は、こんな状況だったんだなあ……という感じ。

法隆寺は広いので、回るのにも時間がかかります。
horyuji.jpg 450×300 41K
  • Edamame(2005/09/12 23:05)
    10月下旬、修学旅行で奈良・京都・大阪方面へ行くので、すごく参考になります。修復の跡は見てわかるんですね。行った際にはしっかり見てきたいと思います。
  • をや(2005/09/17 00:23)
    ぜひ、法隆寺の回廊の北側と、南西東側を比べて来て下さい。北側は平安期の作だそうです。秋は紅葉で、この写真よりもっといい雰囲気でしょうね。楽しんで行って来てください!

 ■2005/09/07/(Wed)  奈良旅行記5
これは飛鳥寺の裏にある入鹿の首塚です。
大化の改新(乙巳の変)のときに斬られた蘇我入鹿の首が、ここまで飛んできたそうです。

……いや、無理だから!!!

板葺宮からここまで、直線距離でも数百メートルはあるって!!(多分)
飛鳥寺は蘇我氏の寺なので、その近くに祀ったとかまー、そんなところでしょうけど。

あと、この飛鳥寺は中大兄皇子と中臣鎌足が出会った場所だそうです。
蹴鞠の時に皇子の靴が脱げてそれを鎌足が拾った、ってやつですね。
……つーかここは飛鳥寺。まさに蘇我氏の氏寺。そ、そんな蘇我氏の懐の中で「運命の出会い」(笑)があったとは……。
iruka.jpg 282×200 14K

 ■2005/09/06/(Tue)  義経「壇ノ浦の決戦」
旅行記中断して、日曜日の「義経」感想なぞを〜〜。

・今回は知盛様が一番輝いていた!! 「碇知盛」カッコいい!!
・そしてタッキーは砂金?でムダに輝いていた!!
・「白い布」の作戦は一体なんだったの?
・最初に守貞親王と安徳天皇が船を分けた意味はあったの?
・いや、たぶんあったのだろうけど、せっかく先週「面白そう!!」って思った設定だったのに、全然生かしてない。
・安徳天皇すりかえも、このあと生かされることを期待。(たぶん無理)
・時子の笑みは、最後にさすがだと思った。松坂慶子。
・今週の義経は、飛んではいましたが無駄に飛びすぎで、ただ叫んでるだけで全然印象が薄かったですね。今週の主役は平家。いやむしろ知盛様。
・というか、知盛様来週から出てこなくてどうしよう……。
・「波の下にも都のさぶろうぞ」「見るべき程の事をば見つ」ここをやってくれたんで今日はとりあえず満足。
・というかこの大河ドラマ、「エピソード」は外しまくりますが、「セリフ」は外さないのね……。

 ■2005/09/06/(Tue)  奈良旅行記4
亀形石造物のあと、万葉文化館にも行きましたが、そこは奈良時代の資料館なので写真はなし。特筆すべきこともないので感想もなし。

そこからまたてくてく歩いて、次に向かったのは飛鳥寺。
日本初の本格的な仏教寺院で、そこには鞍作鳥作の仏像がおわします。
今は当時の本堂や塔、回廊などは焼け落ちてしまい、小ぢんまりしたお寺になってます。ですが、仏像のほうは、当時の面影は顔と指しかないものの、作られたときから位置は動いてないそうで。1400年ほど、ずっとこの位置にいらっしゃるそうです。あああ、凄いなあああ……。
さつきとメイのお父さん「きっと、ずーっと、ずーっとここに立っていたんだろうね」(BYとなりのトトロ)

そして、ここでちょうどその場にいた人が、御朱印を書いてもらっているのを発見!
この御朱印、お寺や神社で書いてもらえるということをネットで見たことはあったんですが、私は集めようとは思ってはいませんでした。
でも、書いてもらってる場面を見て、私も欲しくなりその場で御朱印帳を購入。
早速書いてもらいました。そしてこの後のお寺巡りはほぼ、御朱印集めのお寺巡りになっていくのでした……。
asuka.jpg 300×272 21K

 ■2005/09/04/(Sun)  奈良旅行記3
一日一箇所ずつ書いていたのでは到底終わらないので今日二か所目。

飛鳥京跡からまたさらにてくてく歩いて、酒船石&亀形石造物へ。
実は私の飛鳥の地での最大の目的はこれを見ること!
酒船石のほうは前々からあったんですが、この亀形石造物が発掘されたのは4、5年前のことです。新聞にこの写真が大きく載ったときから、ぜひ見たい!と思ってました。でもコレ、なんのためのものかまだわかってないんです。
何か水の施設で、祭祀に使ったんだろうってことくらいで。

酒船石のほうは、階段を上がった林の中にあります。
雨はやんでましたが、今度は蒸してきて山登るの結構へたりました……。
大きなテーブルのような石の上に、何かの模様が掘ってあります。
酒とか薬を作ったんだろうとか、諸説ありますが正体はわかってません。
そして亀形石のほうは、そこから林を下った麓に。
酒船石のほぼ真北に位置するようですが、関係があるのかどうかもわかってません。酒船石の溝の向きがぴったり合ってるってわけでもない感じ。うーん、ホントになんなんだろう?
亀ってところが可愛い。よく見ると、顔も可愛いんですよ〜。
今回は行ってませんが、飛鳥には他にもナゾの石造物がたくさんあって、この頃は石の技術がさかんだったのね、というのがよくわかります。
このあたりの石造物の謎がわかれば、飛鳥時代の歴史認識がもっと変わってくるかも……しれない。そう考えると、私たちが知っている歴史っていうのはほんのひと握りなんだな〜と思います。

でも、やっぱりこの石造物、今後調査する気があるんだろうか……という感じ……。
kame.jpg 500×368 49K



CGI by Nicky!;Java like a children's Homepage