企画後記

 「アニメ化!?」と聞いて、もくもくと企画意欲が湧いてきてしまい、やっぱり企画人の伊達と酔狂と好奇心のみで始めてしまいました。
 私がずっと気になっていたのは、結果ページでもさんざん主張しておりましたように、小説の絶版状態でした。いえ、絶版ならいさぎよく絶版でよいのですが、続編のみが読める状態にあるという中途半端な状態。それで損……というのではないですけれど、純粋に面白さを堪能できない人がいるのでは、ということが大変気になっていました。自サイトでもそういう話を何度か耳にしましたし。
 そこで、コミックス派の方も含めて、そういう方はどのくらいいるのかなーということが知りたいということが、今回の企画を発動した一番の理由だったりします。
 私は実は、「質問したい」「まとめたい」という気持ちのほうが強くて、「知らせたい」「この結果から何かをしたい」という気持ちのほうはあまりなかったりします。
 でも今回の心境はまさに「こんなにもあなた(=復刊)は、人々の希望の全てなのだ(※十二国記ネタです)」という感じで、この数多のファンの希望を世の中に出したいと切に思いました。

 ちなみに、今現在は「悪夢の棲む家」も絶版状態のようです。
 うーん、アニメからのファンはとりあえずコミックを読め〜〜って魂胆でしょうか。

 とうとうアニメが始まりますね。
 アニメに対する感情は人それぞれなれど、ぜひ、楽しい作品にしてもらえればなあと思います。


 十二国記アンケートに続いて、数多くのみなさんの貴重な生の声をまとめさせていただくという、大変光栄なことをさせていただくことができました。
 たくさんの意見を読むのは楽しいです。
 私自身にも暖かいご意見を下さった方々、どうもありがとうございました。
 アニメが始まって、この結果がどう変化するのかはわかりませんが、私が望むのは、悪霊GHが今以上にたくさんの人に読まれ、楽しんでもらえることです。
 アニメからのファンの方も、これをご覧になることがあるかもしれませんが、ぜひ、原作(コミック・小説……は、入手困難ですが)も手にとっていただければなと思います。

 ※私自身が小説からのファンなので、コミック派の立場からものを言えず、どうにもコメントが偏った立場からのものになってしまったような気がします。そのあたりは、どうぞお許しくださいませ。

2006.9.22 をや 拝

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