▼国内組織

■官吏一覧

国府 宰輔さいほ 尊称は台輔。本性は麒麟、王の補佐、首都州侯。実権はない。朝臣で唯一公位を持つ。 月影下140・風海339・東西30・白銀三74
冢宰ちょうさい 六官(天地春夏秋冬)の主長。王が空位の場合は仮王として玉座に就く。位は侯。 万里上95・166・東西45・乗月80
冢宰輔ちょうさいほ 白銀二198
三公さんこう 太師たいし・太傅たいふ・太保たいほ。宰輔とともに王の補弼、王の教育、諫言・助言。位は侯。 万里上166・華胥207・221
三孤さんこ 三公の補佐。 黄昏196
天官 宮中の諸事。王、宰輔の世話。掘り出された玉や鉱石の精錬。 万里上95・白銀二353
太宰たいさい 天官長。古くは冢宰を兼ねた。 万里上95
小宰しょうさい 天官長の次官。 華胥206
太宰輔たいさいほ 白銀一281
内宰ないさい 内宮を司る長。宮中における貴人の世話を司る。 黄昏432・白銀三158
内小臣ないしょうしん 内宰のもと、王と宰輔の身辺の世話をし、生活を司る。侍史の上。 黄昏443・白銀一283
侍史じし 側仕えを束ねる。 白銀二324
侍御じぎょ 寺人の直属の上司。 白銀一283
寺人じじん 王や宰輔のそばに侍って私用を補佐する。中士。 白銀一260・二323
女御じょぎょ 王の身辺を整える。中士。 万里上64・白銀二323
典婦功てんふこう 貴人のそばで雑用をこなす女官。 白銀一272・275
宮卿きゅうけい 王宮の制令を掌る。 落照90
宮卿補きゅうけいほ 宮卿の補佐官。中士。 落照90
閽人こんじん 門を通行する者の記録・身元確認・取次。 黄昏26
大行人だいこうじん 客人の先導・案内。 冬栄36・黄昏311
掌舎しょうしゃ 宮中の建物の管理。 万里上249
膳夫ぜんぶ (厨房を担当する部局と思われる) 白銀一275
地官 土地、戸籍の管理。 万里上95
大司徒だいしと 地官長。 東西40他
小司徒しょうしと 東西217
遂人すいじん 山野、治水、鉱山の管理。中大夫。 東西31・45・白銀二353
田猟でんりょう 人民の管理・納税台帳の整備。 東西38
少府しょうふ 部丞を束ねる長。中大夫。 青条254
部丞ぶじょう 果丞の上官。 青条255
果丞かじょう 迹人の上官。各地が産する珍しい物品を管轄する。 青条189
迹人せきじん 野木に生ずる新しい草木や鳥獣を集める。中士。 青条180・189
司市しし 鉱石の流通の管理。 白銀二353
春官 祭祀、式典。学校関係。 万里上95・風海341・書簡142
大宗伯だいそうはく 春官長。 華胥281
小宗伯しょうそうはく 春官長の次官。 白銀二12
内史ないし 史官。 東西41・42
御史ぎょし 内史府の中級官。 東西43
大卜だいぼく 二声氏の上官。二声宮に入るための免許を与える。 黄昏211
二声氏にせいし 大卜の下官。白雉の世話。 黄昏211
鶏人けいじん 祭祀に使う雉の世話。 黄昏211
大師だいし 音楽士の長。 風海340・341
馮相氏ひょうそうし 太陽や月、星の具合を見て月日を割り出し、暦のもとを作る。● 風信310
夏官 軍事、警備。警邏・土木事業。地誌の編纂。 万里上95・96・黄昏106
大司馬だいしば 夏官長。卿伯。 東西205
小司馬しょうしば 夏官長次官。 白銀二312
司馬輔しばほ 白銀二312
禁軍 王直属の軍。左右中の三軍からなる。将軍は卿。 東西157・205
太衛たいえい 司士の上官。文官。警護の統括。 丕緒35・白銀二310
射人しゃじん 公的な場での王の身辺警護の長。文官。 東西121・黄昏439・白銀二310
司右しゆう 軍兵の管理、公の場における王や宰輔の警護兵の統括。 東西193・194・黄昏439
虎賁氏こほんし 公務時の王の身辺警護。 黄昏439・白銀四372
司士しし 文官。事務方としての私的な場の警護の要。大僕・小臣・射鳥氏の上官。 丕緒31・白銀二209・211・310
大僕だいぼく 平時、内宮での王の身辺警護。小臣の指揮。下大夫。 東西50・黄昏31・439
小臣しょうしん 大僕の指揮のもと、王や貴人を警護する。卒長以上。 黄昏31・白銀一302
射鳥氏せきちょうし 射儀を企図し、羅氏に命じて陶鵲とうしゃくを用意させる。 丕緒19・
羅氏らし 射儀において的となる陶鵲をあつらえる。 丕緒15・16
校人こうじん 鴣摺の育成。 白銀三106
秋官 法整備、裁判、外交。契約の立ち合い。別名、秋霜烈日の官。 万里上95・図南71・黄昏119
大司寇だいしこう 秋官長。 東西336他
小司寇しょうしこう 華胥230
朝士ちょうし 警務法務を司り、外朝諸官の行状を監督。下大夫。 東西31・45
司法しほう 刑獄の主催者。 落照102
司刑しけい 裁判を司り、刑の最終的な決を下す。下大夫。 東西214・落照81・90
典刑てんけい 罪人の罪を明らかにし、刑法に沿って罰を引き当てる刑察を行う。 落照942
司刺しし 罪を赦すべき事情を申告し、罪の減免を申し立てる。 落照107
司隷しれい 掌戮の指揮。 落照153
掌戮しょうりく 刑を執行する。 落照153
掌囚しょうしゅう 罪人を監督する。 落照159
保衡ほこう 司声の上司。下大夫。● 白銀二325
司声しせい 国官に関わる諸事を管理する事務官。官吏を管理する法や制度を整える。上士。● 白銀一277・283・二323
冬官 物品・呪具の造作。技術開発。匠師・玄師・技師の三官がおり、物品を作り、呪具を作り、新しい技術を探す。 万里上95・黄昏189
大司空だいしくう 冬官長。 黄昏189
羅人らじん 陶鵲を作る専門の工匠。羅人府の師匠。 丕緒19・24
木人ぼくじん 香を作る? 丕緒36
楖人しつじん 丕緒52
将作しょうさく 丕緒53
所属不明 女史じょし 王の近辺に仕えて執務の手助けをする最下級の書記官。 乗月94・黄昏59
司裘しきゅう 御庫の装身具の管理。 万里上257
司会しかい 文書(手紙)草案の作成? 乗月128
黄医こうい 麒麟の主治医。 東西78・白銀二51
医師いし・疾医しつい・瘍医ようい 王や貴人の体調管理のほか、医療行政を掌る。 白銀二51
掌客しょうきゃく 賓客の世話。 黄昏338
州侯しゅうこう 州の長官。各州を実際に統治する。位は侯。 月影下64・万里上166
牧伯ぼくはく 王の勅命により州にあって州侯を監視・監督。卿伯。 東西111・214・万里上265
令尹れいいん 州侯の補佐、州六官を束ねる。卿伯。 東西107
傅相ふしょう 宰輔が幼いころにつけられる、私生活上の諸事から政務にわたる全ての面倒を見る教師。 冬栄11
州三公しゅうさんこう 州侯令尹の補佐および監視役。道を説き、世の成り立ちを教え、誤りあれば正す。国遣の官。 東西118・156
州宰しゅうさい 州政を取り仕切る。 東西162・乗月99・白銀二155
司空大夫しくうたいふ 州冬官長。州における大司空。 白銀三250
司冦大夫しこうだいぶ 風海109
州司馬しゅうしば 万里下308
射士しゃし 州夏官。外出や対外的な礼典など公的な場での貴人の身辺警護。文官。 東西121・白銀二310・314
閭師りょし 州地官。里木を管理する? 白銀四191
州少府しゅうしょうふ 州地官。部丞を束ねる長。下大夫。 青条255
州以下 太守たいしゅ 郡の長。 東西131
郷長ごうちょう 郷の長。下大夫。 万里下52
県正けんせい 県の長。 月影上217
里宰りさい 里府の長。里祠の祭主。 万里上222
里宰輔りさいほ 白銀二389
閭胥りょしょ 里宰の相談役。小学の教師と里家の主及び世話役。里の最長老が就く。 万里上36・222
刺史しし 牧伯により郷・県に派遣されて政を監督する。県正と同格。 万里上265
掌固しょうこ 夏官。山師の上役。国境警備。 青条181・帰山327
山師さんし 夏官。山野の保全を掌る。郷官山師は実際に山野に分け入り、人民の生活の外にある山の地勢を把握し営繕を行う。国・州・郡の山師はそれぞれの山師を統括する。 青条181・183
保章氏ほしょうし 郡春官。国の馮相氏が作った暦に、各郡の気候に合わせて注を補う。 風信296・130
候気こうき 保章氏の部下。天気や風を見る。 風信299・309
候風こうふう 保章氏の部下。生き物や草木の様子を見る。 風信301・309
掌暦しょうれき 保章氏の部下。記録をとり、過去の記録と見比べる。 風信305・309
官吏外 太公たいこう 王の伴侶。王の近親者は伯位。以下同。 万里上117・下73
王后おうごう 王の伴侶。 万里上117・下73
太子たいし 王の息子。 万里上117・図南404
公主こうしゅ 王の娘。 万里上117・図南404
太上たいじょう 王の父。 万里上117・華胥207
飛仙ひせん 1.自力で昇仙した仙。五山の女仙男仙や、自分で誓いを立てて昇仙した者。伯の位を持つので、仙伯と呼ばれる。
2.王に任じられた仙だが、特に王には仕えておらず隠遁生活などをしている者。卿伯。
万里上118・下113

●…属する六官の記載はないが、職務内容から推測される官に記載。



■官位相当表

地方
宰輔
冢宰
三公
州侯
飛仙(仙伯)
王の近親者
卿伯 飛仙 太宰 大司徒 大宗伯 大司馬 大司寇 大司空 令尹
牧伯
将軍
上大夫
中大夫 遂人
少府
下大夫 大僕 朝士
司刑
司声
州少府
郷長
上士
中士 宮卿補
女御
寺人
迹人
下士

※大司馬が卿伯のため、他の六官長は同格として掲載。

―地仙の構成―
〇大学を出るといきなり下士に登用される。
〇その下に、府史、胥徒(※他にも同様の職で異表記多数)などと呼ばれる下官の位がある。
〇国官の家族や世話をする者も、便宜上胥の職を貰い仙籍に乗せることができる。
〇王宮には仙籍に乗らず普通に年をとる、奄げなんげじょと呼ばれる者も下働きとして働いている。

国官 士以上 万里上188・189・華胥191・201・落照83
下官 府史・胥徒
下働き 奄・奚



■禁軍組織図

※伍長は5人の兵卒の中から、両長は5人の伍長の中から選ばれる。
※卒長以上は兵卒の外に置かれ、昇仙する。
※大学を出ていきなり旅帥に抜擢されることがあるが、稀である。
区分 一単位 構成
12500兵 三軍 将軍
2500兵 五師 師帥
500兵 五旅 旅帥
100兵 五卒 卒長
25兵 四両 両長(両司馬)
5兵 五伍 伍長

軍府 将軍が自らの軍のために持つ。
軍吏 軍府に所属する官僚。夏官との兼務はできない。
軍司 幕僚の長。
幕僚 軍吏のうち、地位の高い者。



■軍構成

各軍の常備兵数
王師 余州師
禁軍 首都州師
常備三軍 常備三軍 常備二〜四軍
左軍 中軍 右軍 左軍 中軍 右軍 左軍 中軍 右軍 佐軍
黒備 黒備 黒備 黒備 黒備 黒備 黄備 黄備 黄備 青備
12500 12500 12500 12500 12500 12500 7500 7500 7500 2500
計75000兵 計25000兵
※火急時には民から5000を募兵または徴用…最大30000兵
※一軍7500兵のうち騎馬軍が2500兵

常備兵数の名称
黒備 白備 黄備 青備
12500兵 10000兵(4師?) 7500兵(3師) 2500兵(1師?)


■禁軍組織図/■軍構成出典:東西157・175・176・302・万里下344・黄昏23・112・白銀一56・194・二165・213・312

■学校

行政区分 学校 選抜者の名称 説明 出典
大学 少学の学頭の推挙と定められた教科で允許を貰えれば卒業、三年の間に取得允許がなければ除籍。教科は法律、馬術、弓射など。 書簡151・154・160
少学しょうがく 少学出ると、大抵の者は官吏になる。 月影下59
上庠じょうしょう 選士 月影下59・書簡154
庠学しょうがく 上士 月影下124・図南31・36
序学じょがく 月影下124・万里下165
小学 読み書きと算数を教える。数えの七歳、満の五歳から通う。春から秋にかけては閉まる。 万里下56

その他の教育機関
庠序しょうじょ 雁国で庠学以外に郷に置かれた学校。 月影下124
少塾 上の学校へ行くための学力を補う塾。識者が開く場合もあり、公立の場合もある。 万里下230・書簡155
義塾 識者が道を説く塾。 万里下247
軍学ぐんがく 軍学を出ると新兵であっても伍長となり、一定期間を過ぎれば両長、最低でも自動的に卒長になる。 白銀二213




十二国記データベース